2011年12月08日

乳がん手術後8年たって

今日は手術記念日です。
乳がんの手術を受けたのは、8年前の今日でした。

そのときは、がんに対する知識が乏しかったので、手術さえ成功すればそれで終わりだと思っていました。
でも、がんは、死亡原因の第一位になっているだけあって、手術して治療が終わりというわけにはいかない病気でした。

放射線治療を受け、副作用のある強い薬を何年も飲みました。いちばんつらいと言われる点滴の抗がん剤投与は受けなくていいと言われたので、わたしの場合はまだ楽な方だったと思います。

(術後治療の判断は医師によって違うようで、後に担当医が変わったとき、受けるべきだったのに……と言われました)

現在は薬から解放され、年に一度、検査を受けるだけでよくなっています。

乳がんの場合、20年再発転移がなければ完治といえないそうですから、8年経ってこれでもう安心とは言えません。

でも、以前より精神的に楽になったことは確かです。

いのちを与えて下さった神様にいっさいおまかせしていますが、やはり検査で異常が出たら動揺するでしょう。

でも、正直なところ、乳がんという病気を与えられて心から感謝しています。人の痛みやいのちの尊さを理解できず、自分本位で愛に欠けていたわたしです。もし、乳がんにならなければ人の心を思いやる者になれなかったでしょう。

がんになって、肉体的、また精神的つらさも味わってようやく人間になれたのです。

神様は不必要なものを与えはしません。わたしには乳がんが必要だったから、神様が与えて下さったのだなあと思って感謝しています。

河野進さんの詩を紹介します

    病まなければ

 病まなければ、捧げ得ない祈りがある
 病まなければ信じ得ない奇跡がある
 病まなければ、聴き得ない御言がある
 病まなければ近づき得ない聖所がある
 病まなければ、仰ぎ得ない聖顔がある
 おお 病まなければ私は
人間でさえもあり得なかった

posted by 土筆文香 at 20:06| 乳がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。